京都炭山 清水焼 - 【安藤陶房】
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  清水焼の制作過程
原料
  原料になる土ですが、炭山はもちろん京都ではほとんど産出しないのが現状です。そのため京焼に使われる土は、陶土は滋賀県の信楽、磁土は長崎県の天草のものを主としています。
土練り(土ねり)
  まず最初の工程となるこの土練りは、各種の粘土や長石、カリオンなどが配合された土の質の均一化や固さの調整、そして、土のなかに含まれる空気を抜くための作業で、現在では土練機も使いますが、成型する前には菊もみという手練作業も行います。菊もみとは練り上げた土の形が菊の花のように広がるところから名づけられたものですが、美しい名前からは創造できないほどの重労働です。
成型
  成型には、ひねり成型、ロクロ成型、鋳込成型などの方法があり、一般的に知られているのはロクロ成型で、ロクロが回る遠心力や、陶工の華麗な技により美しい形に作り上げられていきます。
細工
  彫り、刷毛目、印花、象がんなどの細工を施します。
素焼き
  絵付けやくすりかけに耐えられるくらいの強度を持たすために、低火度、約600~800度で、5~8時間程度火に入れます。
下絵付
  呉須(染付)、鉄絵などの顔料を使って毛筆を使って丁寧に模様をつけていきます。
くすりがけ
  下絵付されたものに、各自の窯が独自に工夫してつくった釉薬(うわぐすり)がかけられます。これは陶器の色合いを左右するもので陶器のイメージがほぼ出来上がります。
本焼
  くすりがけが施されたものを窯詰めし、高火度、1,200~1,300度で、20時間近くも窯をたき続けます。昔はどの陶房でも登り窯を主としていましたが、現在では電気窯、ガス窯が開発され、安定した焼き上がりを見せるようになりました。
上絵付
  本焼きの後、丸一日自然冷却した後、さらにコバルト、銅、鉄などの酸化物の金属顔料で多彩、華麗に絵付されます。
焼付け
そして最後に再び600~800度で焼き付けられ、完成となります。
 
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